2008年07月25日 00:01
食べ物がいいんです、夏には。
昨日の続きです。
心を元気にする食事。
続いては、色です。
五行論では、心=火=赤です。
この赤みも全てが良いわけではありません。
牛肉、ハンバーグ、マグロ、ウインナー、いくら、辛子明太子などは、負担をかけてしまいます。
良い赤みとしては、ニンジン、梅干、赤味噌、番茶、あんず、クコなどです。
そうですね、おもしろいところでは、クコがおすすめです。
食べたこと、あります?
クコは、中国では古くから栽培されてました。
強精、強心作用がある食べ物として、中華料理によく使われます。
古典の薬学書に『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』という有名な書物があります。
そのなかで、クコは「上品薬(じょうぼんやく)」とされています。
上品薬とは、身体を養い、副作用がないものをいいます。
また、クコは肝と腎も元気にします。
肝は目を主(つかさど)ります。
昔から、眼精疲労、視力回復に食されてきました。
腎は精を主(つかさど)ります。
今でもクコを使った強壮剤は、たくさん販売されていますね。
現代の研究でも、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値、血圧を
低下させる働きが認められています。
また、抗酸化作用、抗ガン作用もあるとか。
甘酸っぱくて、口当たりが良いので、私も好きです。
しかし、どんな食べ物も過食は良くありません。
苦味のあるものや赤いものは、確かに心を補います。
でも、それらを摂り過ぎて傷めるのも心なのです。
これらの心を補うものを適量摂りながら、夏野菜で身体を冷ましてください。
でも、立秋を過ぎたあたりからは、夏野菜も控えめにしないと、身体が冷えてしまいます。
季節の推移を感じながら、身体と相談してみてくださいね。
ということで、今宵はこのあたりで。
2008年07月24日 00:01
そうなんです、「苦い」のがいいんです。
昨日の続きです。
夏にしっかり働いて、負担がかかりがちな心を元気にする食事とは?
ずばり、「苦み」です。
心が弱ると、苦味が美味しく感じられます。
そうそう、この場合、「心」は「こころ」ではなく、「しん」と読んでくださいね。
でも、苦味のあるもの全てが心を元気にしてくれるわけではありません。
確かに味は苦いんですが、身体に負担をかけるものがあります。
タバコ、ビール、コーヒーなどですね。
そうそう、肉や魚なんかの発色剤として使われている亜硝酸ナトリウムなんかもそうですね。
成分表示をみてください。
幅広い食品で使われてますから。
で、ほんとに元気にしてくれる苦味とは、野草に多いんです。
ヨモギ、フキ、菜の花なんかがそうです。
野草には、ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質が豊富に含まれています。
おかげで、血液の流れを促進し、老廃物を分解します。
特に抗酸化ミネラルには、熱を分散する働きがあります。
結果、心臓の負担が減るんですね。
野菜でいうと、春菊、大根の葉、パセリなんかがそうですね。
南国の沖縄では、ウコンやニガウリ、ヨモギなどを使った料理が多いですね。
これも、苦味で心を元気にし、暑さを乗り切るためです。
でも、何と言っても基本は塩です。
天然塩には、苦汁(にがり)が含まれています。
苦汁のなかには、マグネシウムが含まれています。
マグネシウムは、心臓の筋肉の収縮する力を高めてくれます。
アメリカなんかでは、心臓病の治療にマグネシウムがよく使われます。
だから、天然塩やそれから作られた調味料がおすすめです。
味噌、醤油、天然塩で漬けた梅干もいいですね。
これらには、強心作用があります。
あとは、天然塩と黒ゴマでつくったごま塩ですね。
ご飯の上にパラパラとかけて食べれば、心を補うことができます。
そうそう、豆腐なんか固めるのに昔は全て苦汁でしたが、今はほとんどマグネシウムですね。
成分表示をみてください。
「塩化マグネシウム(にがり)」と書かれているものがあります。
これは、工場で作った塩化マグネシウムですね。
いちおう、「(にがり)」と表示していもいいようになっています。
ホンモノの苦汁は、「塩化マグネシウム含有物(にがり)」となっています。
塩田から採れる天然塩の苦汁には、マグネシウム以外にも豊富なミネラルが含まれています。
でも、その分、値段は高いと思いますが。
そうそう、もうひとつ忘れてはいけないのが、色ですね。
色については・・・続きは明日です。
ということで、今宵はこのあたりで。
2008年07月23日 00:01
といっても、お酒ではありませんよ。
Uさんから受けた相談です。
最近、動悸が目立つようになってこられたとのこと。
もともと心臓は強いほうではなく、不整脈などがたまにあったようです。
さらに、数年前から夏になると、少しずつ動悸が出るようになってきたとのこと。
五行論では、「心」は「火」に相当します。
季節は、夏です。
で、暑い炎天下に長時間いると、体内の火が炎上します。
熱中症や脱水症状を起こすわけです。
この火を制するのは、水ですね。
おなじみの腎です。
五行論の相剋(そうこく)の関係では、「水剋火」。
剋は、「うちかつ」という意味です。
下剋上の剋ですね。
つまり、火が暴走しないように水が制しているわけです。
だから、夏には水分補給が大事です。
しかし、水分を過剰に摂り過ぎても困ります。
水剋火の剋する力が強くなりすぎます。
つまり、火をいじめちゃうんですね。
結果、心に負担がかかります。
水分の過剰摂取は、血液を濃度を下げます。
血液が水っぽくなると、塩分が抜けるんです。
つまり、心臓が脱塩状態になります。
塩というのは、陰陽でいう陽の気を補います。
陽とは、収縮する力。
心臓の筋肉の収縮には、塩が必須です。
結果、動悸が起こるんです。
動悸が起こった場合は、水分を過剰摂取していないか、考えてみてください。
体内に水が停滞しますから、むくみや冷えも出てきやすくなります。
でも、夏はどうしても他の季節に比べ、水分が欲しくなります。
だから、心が元気になる食事で補ってやりましょう。
その食事とは・・・続きは明日です。
ということで、今宵はこのあたりで。
2008年07月22日 00:01
がいいみたいです。
今日は、昼間っから、温泉に入ってきました。
といっても、近所にある「〇〇の湯」みたいなところです。
三連休とあって、昼間なのに結構、混んでました。
普通につかるだけでも癒されますが、そこには、いろんなお風呂があります。
電気風呂、ジェットバス、水風呂、露天風呂・・・。
自宅では、お風呂は短いほうなんです。
でも、こういろいろあると、全部まわってみたくなります。
結局、1時間くらい入りました。
軽くのぼせ気味でしたね。
ところで、お風呂の入り方なんですが、どんなのがいいんでしょうね。
得てして、こういう公衆浴場は、温度が低めに設定されています。
40度くらいまでですね。
あまり熱いと、心拍数があがり、ひっくり返る方もいらっしゃるでしょう。
こういうぬるめのお風呂に入るときは、ちょっとコツがあります。
それは、出たり、入ったりすること。
意外かもしれませんが、ずっと入っているより温まるんです。
例えば、15分間続けて入るとします。
ぬるめのお風呂なら、まあ、大丈夫かもしれません。
でも、5分入って、3分休む。
これを3回繰り返したほうが、身体を芯から温めます。
しかも、入浴後、精神を落ち着かせて、心地よい睡眠をもたらしやすいんです。
こういう分割入浴法がおすすめです。
家庭なら、身体を洗うのは、温まってからでいいですね。
分割入浴法をして、身体を洗ってから、もう一度、5分程度入ります。
このほうが、毛穴が開いて、汚れもよく落ちます。
ぬるめのお風呂には、心拍数、血圧ともに低下させる働きがあります。
また、胃液の分泌を促します。
大体、38度前後のお湯ですね。
ところが、42度くらいになると、逆転します。
心拍数、血圧ともにあがります。
また、胃液の分泌も低下します。
特に、もともと不整脈などがよく出る方は、要注意ですね。
また、長時間入っていると、のぼせることがあります。
これは、脳の血液循環がおかしくなった状態。
この「のぼせ」を予防する方法があります。
それは、お湯につかる前に「かぶり湯」をすること。
前頭部を中心に20杯程度のかぶり湯をするんです。
面倒くさい場合は、濡らしたタオルを頭の上に載せて入浴するのもOKです。
今日もいらっしゃいました。
オジさん層を中心に頭の上にタオルを載せるスタイル。
あれは、単にタオルを湯船につけないという以外にも、こんな効果があったんですね。
逆に、若い人たちでは、ほとんどいませんでした。
そうそう、お年寄りは、熱いお風呂が大好きです。
これは、身体の感度が鈍っているので、熱くないとこたえないからです。
ただ、熱いお風呂に入っている時は、血液が固まりやすくなります。
つまり、血栓ができやすくなります。
それが、脳や心臓の血管を詰まらせると、脳梗塞や心筋梗塞をまねきます。
その予防には、入浴前にコップ1~2杯程度の水を飲んでおくこと。
血液を少し薄めてやるんですね。
また、もともと上記のような心配のある方は、熱めのお風呂を避けたほうがいいですね。
ご家族にいらっしゃったら、気をつけてあげてください。
一日中、冷房の効いた室内で過ごしていらっしゃる方。
暑い夏だからこそ、しっかり汗をかくのが大事です。
それには、お手軽な近所の温泉なんかもオススメですよ。
ということで、今宵はこのあたりで。
2008年07月21日 00:01
身体を温める作用があるみたいです。
何の話かって?
実は、岡山のKさんから、桃が贈られてきました。
Kさんとは、正観さんの合宿で知り合いました。
一度、施術もさせてもらいました。
母親が嬉しい叫び声をあげているので、何だろうと思ったら、桃でした(笑)
とにかく、めちゃ甘い。
ほんとみずみずしくて甘かったんです。
いやあ、幸せですねえ。
また、歯のすきまに繊維がはさまるのが何とも言えませんね(笑)
この桃ですが、夏が旬の果実にしては珍しい特徴があります。
それは、身体を温める作用があるんです。
通常、夏が旬の野菜や果物は、身体を冷やす性質があります。
夏の強い陽射しで火照った身体をクールダウンしてくれます。
同様に、暑い土地で採れるものには、身体を冷やす作用が。
逆に、寒い土地で採れるものには、身体を温める作用があります。
神様は、その土地で生活する生き物にあった環境をつくってくれているんですね。
東洋哲学的にいうと、「陰陽調和」ですね。
ただ、例外もあります。
桃は、夏が旬なのに身体を温めてくれるんです。
そうですよね。
いくら夏でも、身体を冷やすものばかりだと、ちょっと困りますよね。
その季節の中でもバランスがとれるようにしてくれているんでしょうね。
中医営養学では、桃にこんな作用を認めています。
1.生津潤腸(せいしんじゅんちょう)
身体や腸を潤わせ、整腸機能を促進します。
2.補脾活血(ほひかっけつ)
胃腸の機能を良くし、血のめぐりを促進します。
3.消積(しょうせき)
体内の老廃物を体外へ排出します。
古代中国では、長寿の果物として、「長生果(ちょうせいか)」と呼ばれていました。
また、仙人のように長生きするということからも「仙桃(せんとう)」とも呼ばれます。
なんか見た目がそれっぽくて、いいですよね(笑)
現代医学でも整腸作用は認められています。
桃のあの繊維質であるペクチンがいいようです。
みずみずしいだけに87%が水分です。
でも、水分を補充しても身体を冷やさないのが長所です。
夏は、どうしても水分を摂り過ぎて、身体を冷やしがちですから、ありがたいですね。
また、夏でも身体が冷えている人にもいいですよ。
桃は、「温性」です。
冷えてても水分は摂りたくなりますからね。
逆に、普段からのぼせ気味で、よくイライラしやすい方には、スイカのほうがいいですね。
スイカは、「寒涼性」ですから、クールダウンにはぴったりです。
ただ、どんな体質の方でも食べ過ぎると、お腹が張ってきます。
これが、余分な熱を発生させます。
やはり何でも「過ぎる」のは、良くないみたいですね。
そうそう、桃の種には、シアン化物という劇毒の成分が含まれているようです。
煎じると、毒性が分解されるそうです。
まあ、生で食べる方はいらっしゃらないと思いますが。
こうやってみると、まさに「医食同源」ですね。
やはり旬には、理由があるんですね。
嬉しい贈り物に感謝です。
みなさんも食べたくなってきませんか?(笑)
ということで、今宵はこのあたりで。

