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ショッピングサイト【アクトスモール(ACTOS Mall)】
2009年08月のアーカイブ

2009年08月11日 00:01

さあ・・・出てきてもおかしくないですけど。


行ってまいりました。

Yさん宅です。

Yさんでピンと来られない方は、こちらをどうぞ。

(Yさん伝説:10111213141516171819202122


最近、Yさんの動きが活発です。

みなさんの期待をエネルギーにしているとしか思えません。

そんなことをされては、書かずにはいられないじゃないですか。

できれば、もう少しペースを考えて頂きたいんですが。


しかし、そんな私の戯言など、どこ吹く風。

今日もYさんは、新たな伝説の1ページを刻まれていくのです。

まるで、それを語り継ぐのが、私の天命だと言わんばかりに・・・。



「あっ、そうそう、先生。」

「はい?」


仲良しのOさんのお孫さんの顔が、朝青龍にそっくりだった。

そんなリアクションに困る話題を熱く語りかけていたYさん。

急に、頭の上に電球が光ったようです。


「先生は、お風呂に入られる時、何で身体を洗ってはります?」

はぁ?

なんだこの質問は・・・。


過去の教訓から、早めに注意報が発令されます。

明らかに、それ以上の別の意図を感じます。

しかも、外堀を埋めていくような言い回し。


これは、うかつに答えられません。

しかし、その意図が全く読めません。

仕方あるまい・・・ここは正直に。


「私は、天然塩で洗ってますよ。頭も、身体も。」

「あら、お塩ですか。私も昔は、そうでしたよ。」

でも、口調はややトーンダウン。

これは、Yさんの意に添った回答ではなかったようです。


迫りくる危機を回避したのか?

それとも、悪化させたのか?

まだまだ、予断を許しません。


「じゃあ、お母さんは、何で洗ってはります?」

えっ、そう来ましたか。

もう私は、ターゲットから外れたのでしょうか?

てっきりロックオンされたと思いましたが。


「さあ、多分、ボディソープだと思いますよ。」

「あら、そうですか・・・。」

これも、Yさんの意にそぐわなかったよう。


「じゃあ、お父さんは、何で?」

もう、これは、強い意志を感じますね。

意地でも、目的の答えを導き出そうという(笑)

しかし、その目的が見えないんです。


「さあ、父もボディーソープだと思いますよ。」

「あら、そうですか・・・。」

意気消沈しかけたYさん。


しかし、次の瞬間。

私は口にしてしまったのです。

「ああ、もしかしたら、石鹸も使ってたかもしれませんねえ。」


まるで、身内にまで応援演説を断られる麻生総理のような不用意な発言。

このひと言が、その後の私の運命を決定づけるとは・・・。

その時は知る由(よし)もなかったのです。


「せ、石鹸ですね。石鹸を使ってるんですね?」

これだったんです。

この言葉を待たれていたのです。

Yさんの瞳に妖しい輝きが戻ってきます。


「はあ、洗い場にありましたね、石鹸が。」

「お父さんが使ってはるんですね。」


もうこれで、自供はとれた。

と、言わんばかりにYさんがたたみかけます。


「・・・だと思いますよ。私は使いませんから。」

Yさんの口元が、ニヤッとゆがみます。

もうこの際、事実は関係ない。

自供さえ取れたら、有罪に持ち込めると言わんばかりに。


これは、危険です。

どうやら、まんまと誘導尋問にハマってしまったようです。

これでは、再審を請求しても即座に却下されそうです。

弁護士を呼ぶ暇もなく、身柄は検察庁に送致されます。


「実は、先生にプレゼントがあるんです。」

「はあ、それはどうも・・・。」

間違いなく、今、思いつかれましたね。


「先生、こっち来て、こっち。」

あれ、足が痛かったんじゃないですか?

と、思わず問い詰めたくなるくらいスタスタと廊下を進まれるYさん。


ほぼ私の背の高さくらいまで、うず高く積まれたダンボール箱の山。

おかげで、どこかの組事務所のように、通路はギリギリ一人しか通れません。

消防署の立入検査があれば、間違いなく、指導されることでしょう。


そう、冷蔵庫だけではなかったのです。

まさに、家の中そのものが、「混沌」だったのです。


「先生、ここ、ここ。この下の箱です。」

まるで、ポチに穴を掘らせる花咲かじいさんのように、Yさんが指差されます。

そこには、熨斗(のし)がついたままの箱が、何段にも積まれています。


「やっぱりお中元だな。」

4箱ほど、山を崩したその時。

信じられない文字が、私の目に飛び込んできたのです。

「お・・・歳暮」


出た。

ついに、出てしまいました。

寝かしておかれたのですね。


しかし、ワインセラーではありません。

あらためて、思い出させてくれました。

ここがYさん宅であることを。


しかも、これは、怖いですよ。

みなさん、普通に、去年のお歳暮だと思ってませんか?

私も、そう思いたい。

私も、そう思いたいんです。

でも、そうとは言い切れないのが、Yさんの奥深さです。


「先生、早く。その下ですよ。」

一瞬、手が止まった私。

しかし、それを見逃すYさんではありません。

まるで、北朝鮮の強制収容所の看守のように、厳しく私をせき立てます。


「はい、この下ですね。」

ん?

でも、ちょっと待ってください。

「お歳暮」の下にあるわけですね。

つまり、それより古いってことになりませんか。


作業を続行しながらも、思考は止まりません。

まるで、地層から生息していた時代を割り出す考古学者のように。


「お歳暮」の下から出てきたダンボール箱。

ひと際サイズが大きいんです。


一体、何が入っているんだ?

さきほどのYさんの発言から、てっきり石鹸だと思ってました。

みなさんも、そう思われましたよね?


しかし、贈答用に使われる石鹸の詰め合わせの箱ではありません。

箱には、特に、商品名の表示はないようです。

しかも、いかにも後から詰め込んだというように、箱がパンパンにふくれています。


う~む、これは、一体・・・。

ただ、間違いなく言えること。

数秒後に目にするであろう、箱の中に展開する世界。

それが「秩序」ではなく、「混沌」だということ。

これだけは、断言してもいいでしょう。


「それ、それ、その箱です。」

「あっ、はい、これですね。」

勇気をふりしぼって、箱に手をかける私。


ん?

重いぞ。

何が入っているんだ?


長年の歴史を物語るように、ダンボール箱のフタは端っこがちぎれています。

交互に折り重ねられたフタを開けたその時。

「こっ、これは何ですか?」


さて、そこに待ち構えていた熟成の一品とは?

アンモナイト?

三葉虫?

はたまた・・・。


-つづく-