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この方のお仕事は、何だと思います?
パートのおばさんじゃないですよ。
ヒント→○○師です。
いかにもそんな雰囲気がしませんか?
分かりましたか?
正解は、占い師さんです。
高橋一子(たかはしいちこ)先生です。
なぜ、いきなりブログに登場するのかって?
いえ、明日、お世話になるものですから。
といっても、私が占ってもらうわけではありません。
実は、明日、中学校の同窓会なんです。
そこで、特別ゲストで登場してもらうんです。
20年ぶりの再会なんですよ。
クラスじゃないですよ、学年の同窓会。
最初、幹事を頼まれた時は、ちょっとひいてしまいました。
だって、第二次ベビーブームの私たちは、学年で540人、
12クラスの大所帯でした。
中学のアルバムをもとに現在の住所を探すだけでも
数ヶ月、かかりました。
それでも、明日は80名の旧友と再会できます。
ほんと楽しみです。
おかげさまで、私は「幹事」と名前のつくお役をたくさん
経験させてもらいました。
結婚式から歓送迎会、コンパなど。
自己顕示欲の強かった私は、普通のことはしたくない。
私に幹事を任せてよかったと思ってもらえるような演出をしようと、
常に自分にプレッシャーをかけてました。
合言葉は、「死んでもビンゴはしない」
今思えば、笑ってしまうんですが、二十代の私はそうだったんです。
一緒にいて、疲れるやつだったと思いますよ。
で、20代前半で初めて結婚式の二次会の幹事を頼まれた時。
本物の占い師がいきなり登場して、新郎新婦を占ったら
おもしろいだろうなあって思ったんです。
それをクイズ形式にして、賞品を出せば、余興として
ウケるのではないかと。
早速、情報誌で有名な占い師を探して連絡をとりました。
が・・・高いっ!
高いんです、ギャラが。
おまけに出張だから。
う~ん、予算におさまらない。
でも、このアイデアは実現したい。
そうだ、街角に座っているあの人たちなら、大丈夫やろ。
と、大変失礼な発想のもと、占い師ハンターと化した私。
毎晩、仕事が終わると、大阪市内の繁華街を物色してまわりました。
梅田や難波の繁華街を大通りから路地まで、徘徊していた私。
しかし、いないんです、キュンと来る方が。
街角に座っていらっしゃる占い師さんて、副業の方が
多いんですよ。
占いの学校というか、教室というかを卒業されたサラリーマンや
主婦の方が多いんです。
だから、見た目が普通なんです。
それじゃあ、インパクトが弱いでしょ。
いちいち、「この方は占い師さんで」と説明しないといけません。
そうじゃなくて、見るからに「いかにも」「怪しい」「普通じゃない」
というオーラをまとった人はいないか。
執着心の強い私は、一週間ほど探し回って、ついに
梅田の阪急東通り商店街で巡り逢えたんです。
「う~ん、見るからに怪しい。」
で、早速、交渉して、契約成立。
そうなったら、演出が大事。
ホテル側とも交渉しました。
登場時は、いきなり照明オフ。
入場曲は「必殺仕事人のテーマ」。
そして、スポットライト。
大いにウケましたよ。
ちょっとしたサプライズですからね。
また、高橋先生の適度にボケたアドリブがいいんです。
「先生、お二人のお子さんは、いつ頃、授かりそうですか?」
「そうねえ・・・早いほうがいいんじゃない、何かと。」
「・・・先生、せめて、占うフリだけでもしてくれませんか。
それじゃあ、ただの世間話じゃないですか。」
で、余興が終わると、会場の片隅にフリーの占いコーナーを設置。
閉会まで、自由に占ってもらうんです。
毎回、行列が出来ますよ。
普段、占いなんて興味なさそうなオジさんたちが
真剣な顔をしてうなずいているのを見ると、思わずニヤリ。
それから、十年以上のお付合いになります。
私の幹事の歴史は、高橋先生とともにあります。
それまで占いに対して、あまりいい印象を持ってなかった私。
でも、高橋先生のおかげで変わりましたね。
というのも、決して、否定的なことはおっしゃらないんです。
占いとは、迷う人の背中をそっと押してあげること。
答えは、本人の心の中ですでに出ている。
ただ、踏み出す勇気をちょっとプラスしてあげる。
現在の私の仕事とも共通することですね。
サービス業ですから。
おかげさまで、昨日のおまんじゅうは、お腹で化学変化を
起こしてくれませんでした。
明日は、高橋先生という劇薬・・・いえ、有機化合物が
20年ぶりに再会する旧友たちの間で、どんな化学変化を
起こしてくれるか。
楽しみにしながら、まだ、残っている明日の準備にかかることにします。
ということで、今宵はこの辺りで。
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