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そんな方法があるんでしょうか?
今回の合宿で実例を伺いましたので、ご紹介しますね。
合宿の茶話会に塾の先生が来られていました。
その先生は、以前の合宿の時、正観さんにこんな相談をされたそうです。
その先生の塾には、60人ほどの生徒さんがいるようです。
しかし、そのうち、30人ほどがほとんど勉強をしないとのこと。
だから、その先生は、怒ったり、怒鳴ったり、声を荒げたりして
何とか勉強させようとするのですが、うまくいかない。
高校受験の私塾なので、合格率が悪いと、父母の評判が落ちます。
当然、自分の生活にも関わってきます。
何とか子どもたちに勉強させて、合格率をあげたいのだが、
どうしたらいいですか?
そんな相談を正観さんにされたようです。
それに対して、正観さんはこう答えられたようです。
「子どもたちが勉強をしないのは、あなたのことが好きじゃないのでは
ありませんか?
先生のことが好きだったら、ほっておいても勉強すると思いますよ。」
この一言がその先生には、相当ショックだったみたいです。
実際、休憩時間や授業終了後も、その先生のもとには、子どもたちが
誰も寄って来なかったらしいんです。
「・・・確かに弁当を食べる時もいつもひとりでした。」
「志望校に合格する生徒は偉い。
そうでない生徒は、努力が足りないとか、人間的に価値が低いとか。
あなたは、そんなことを子どもたちに言ってきませんでしたか?」
「・・・言ってきました。口うるさいほどに。」
「誰でも学生時代に経験があると思います。
その先生が好きなら、その教科の成績があがりませんでしたか?」
「確かに私も経験があります。
しかし、それには、何をどう伝えたらいいのか分からないんです。」
「では、これからこういうふうにしたらどうですか?」
正観さんは、次のような提案をされました。
「受験に成功すること、高校に合格することを塾の目的としない。」
「えっ!?」
その先生は、不思議そうな顔をされたそうです。
そりゃ、そうですよね。
「あなたの塾では、こういうことを教えたらどうですか?」
「どういうことでしょう?」
「それは、世の中には、思うようにいかないことがたくさんある。
高校受験だけでなく、これからの人生で数限りなくある。
だからといって、いちいちめげる必要はない。
たくさんの道が残されていて、それを自分が不運だ、不幸だと
嘆くのではない。
そういうシナリオであり、そういう出来事もあるのだから、
それに一喜一憂するのではなく、強く、たくましく、挫折に
めげないで生きていくことも人生なんだと。」
「・・・」
「むしろ、『受験を一生懸命頑張って合格を目指す、そのための勉強を教える塾』
というより、『挫折を味わっても絶対にめげない生徒を作る塾』というほうが、
本当は重要なのではありませんか?」
相当、こたえたようですよ、このアドバイスが。
で、その先生は、合宿から戻った次の日から、
180度、生徒への対応を変えたみたいです。
一切、怒らない、怒鳴らない、声を荒げない。
いつもにこやかに笑顔で接する。
最初は、笑顔がひきつったりして大変だったみたいです(笑)
ところが、しばらく続けていると、生徒の反応が変わってきたみたいです。
休憩時間や授業終了後に生徒が寄ってくるようになりました。
さらに、勉強に関係のない相談まで受けるようになったとか。
それに伴い、あれだけ怒鳴っても見向きもしなかった生徒たちが
ほっておいても勉強をするようになったらしいんです。
で、今回の合宿では、その結果報告とお礼を言いたくて
参加されたとのこと。
何と県下トップの公立高校への合格率が、県下の塾の中では、
第2位まであがったのだとか。
その高校には、昨年は誰も合格できなかったらしいんです。
ところが、今年は、何人も合格者を出したのだとか。
父母の評判もあがり、生徒たちも勉強を楽しむようになったようです。
しかし、一番幸せなのは、ご自分のようです。
仕事を楽しめるようになられたようです。
やはり生徒に怒鳴る自分には、相当、自己嫌悪がわいていたようです。
でも、仕事なんだから、厳しく接しなければならないと思い込んでいた。
当然、やっていて楽しいわけはなく、苦痛だったと。
これは、塾だけでなく、学校の先生にも言えますね。
また、経営者と従業員の関係でもそうかもしれませんね。
根本的なところは、方法論では解決しないのかもしれません。
今日のブログのタイトルに戻ります。
お子さんの成績をあげるには?
お子さんが好きな先生のもとで学ばせてあげればいい。
家庭教師で当りハズレが大きいのは、この点が左右
しているのかもしれませんね。
このお話は、正観さんの新刊『笑顔で光って輝いて』の
一番最初のエピソードに紹介されています。
そのご本人の実体験が聞けたので、すごく印象に残りました。
私の仕事にも大いに参考になりました。
みなさんは、いかがですか?
ということで、今宵はこのあたりで。
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