Skip to main content.
ショッピングサイト【アクトスモール(ACTOS Mall)】

2008年11月07日 00:01

水曜サスペンス劇場 ~第一幕~

さあ、犯人は誰なのか?

あなたもご一緒に推理してみてください。


Mさんは、80代の男性です。

お宅へ定期的に出張治療でお邪魔しています。

今でも現役の税理士さんです。

言葉遣いも丁寧で、実直なお人柄がにじみ出ておられます。

ほんとまさしく紳士ですね。

奥さんともども、治療させてもらっています。


で、ある朝、奥さんからお電話を頂きました。

その日は、水曜日。

午後からMさん宅への出張治療のご予約を頂いてました。

ご都合でも悪くなられたのかなと思い、お話しを伺います。


「実は、一昨日から主人の血圧が急に高くなりまして・・・。」

「えっ、それは心配ですね。やはりかなりつらいご様子ですか?」

「はあ、それが少し耳にクラッときているようで・・・。」

「他にはいかがですか?」

「いえ、以前、血圧が高かった時のような頭痛やめまいはないようです。」

「そうですか。もし、急を要さないのであれば、予定どおり、お昼からでも大丈夫ですか?」

「はい、取り急ぎ、ご連絡だけしておこうと思いまして・・・。」


う~ん、どうされたんだろうなあ。

午前中の仕事を終えながら、Mさん宅へ伺う用意にかかります。


Mさんは、以前から、高血圧の症状を伴っておられました。

しかし、最近、体調も安定してこられたんです。

今夏、1日4錠飲んでおられた降圧剤(血圧を下げる薬)も、今では1日1錠まで減らされました。

1日1錠にされてから、すでに半月以上。

その後も、血圧はずっと安定されたままです。

先週、お邪魔した時にも、そんな徴候は見受けられませんでした。


首をひねりながら、Mさん宅へ到着。

実は、車で5分のすぐご近所なんです。

まずは、治療前にご本人からお話を伺います。


「一昨日から、急に血圧が上がられたということですね。」

「そうなんです。急に、200を超えてしまったんです。」

「えっ、そんなに高かったんですか?」

普段は、血圧も、上が130~140、下が80~90くらいとおっしゃってました。


「はあ、それから、今までずっと高いままなんです。下がっても、180以上、ありまして・・・。」

「しかし、その割には、あまりつらいご様子ではないですね?」

「はあ、それが私も不思議で。以前なら、頭痛やめまいなどの症状が出ていたはずなんですが。」

「奥さんからお電話で伺った際には、耳にクラッと来られたとか?」

「はあ、一昨日の晩に。でも、今はそれほどでもありません。」

「う~ん、それも不思議ですね。」

「ええ、体調はあまり普段と変わらないんですよ。」


この時点で、私の中には、ある推測がありました。

犯人は、「腎」ではないかと。

つまり、経絡でいう腎経の変動ですね。


「心」が犯人で、血圧があがった場合。

症状は、こんなもので済まないはずだと。

とにかく、もっと状況証拠を集めることが先決です。


このような急激な変化があった場合。

必ずその前に、原因となる要素が潜んでいます。


「Mさん、一昨日の晩、耳にクラッときた以外に、何か変わったことはありませんでしたか?」

「そういえば、おしっこがやたら出ました。」

「そんなに水分を摂ったわけではないんですよね?」

「ええ、いつもどおりだったと思います。」


ますます、腎が怪しい。

排尿を主(つかさど)る膀胱は、腎の子分です。

いずれも、「水」を主ります。

現代医学でいう泌尿器系セットですね。


「尿の色はいかがでしたか?」

「はあ、いつもは少し黄色いはずなんですが、その時は、透明に近かったですね。」

「なるほど。少し寒気を覚えられませんでしたか?」

「そういえば、鼻水も少し出てましたね。風邪かなって思ったくらいですから。」


これらは、冷えの症状ですね。

東洋医学で言う「寒邪(かんじゃ)」が侵入したようです。

尿や鼻水の色で、それが分かります。

体内に熱がこもっている時は、尿も鼻水も黄色いんです。

しかし、身体が冷えている時は、どちらも透明に近づきます。


となると、何か「冷え」の原因があるはず。

「一昨日も含めて、先週から、何か普段と変わったことはされませんでしたか?」

「いえ、特には・・・いつもどおりでしたね。」

「どこかに出かけられたとか?」

「いえ、それもありません。」

「何か新たな心配事はありませんでしたか?」

「はあ、それも思い当たりません。」


う~ん、この線はハズレのようですね。

肉体面、感情面でも、大きな要因はないようです。

じゃあ、食事かな。

実は、この先、市原悦子もびっくりの大きな展開が待っていたのです。


ということで、続きは明日です。

はい、「第一幕」という時点で、お約束でしたね。


Mさん、早速、登場してもらいましたよ(笑)

ありがとうございます。

だって、「ブログに使わせてもらえませんか?」と伺った時、

「で、いつ頃になりますか?」

って、すぐに訊き返されたものですから(笑)

ところで、Mさん。

第何幕まで引っ張ったらいいですか?


では、今宵はこのあたりで。


トラックバックURL
http://blog.actosmember.com/trackback.php?id=1447
このトラックバックURLを使って、この記事にトラックバックを送ることができます。
※記事と直接関係のない内容のトラックバックはお断りする場合があります。ご了承ください。

コメント

おはようございます。

第1幕とされていた時点で 今日の終わりに「また明日」攻撃があるとは思って読みはじめましたが・・
それにしても 内容はすごく興味があります。

>「心」が犯人で、血圧があがった場合。
>症状は、こんなもので済まないはずだと。

というのは なんとなくわかるのですが
腎が怪しい・・・と思ったのは

>耳にクラッときた

と言うところですか? 

しかも今回は 第1幕という事で 
前編後編で終わらないかもしれないんですよね・・・
よかったです。また来週~~♪じゃなくて 

早く夜にならないかな~ (←遠足前の子供の気分で 若返りそうです)

いちご 2008年11月07日 06:48

こんばんは、いちごさん。

腎と耳とを結び付けられるあたり、さすがですね。

ここら辺は、第三幕か、第四幕あたりの解説編でご案内しようと思ってます。

前編、後編で終わらないのは、ネタ不足なので、できるだけ引っ張ろうという小賢しい発想に基づくものです(笑)

これを「若返り」に活かして頂けるのなら、大いに引っ張らなければなりませんね。
まあ、引っ張るのもひと仕事なので、そこそこにしておきます(笑)

では、第二幕をお楽しみください。

いつもありがとうございます。

manablog 2008年11月07日 23:48

コメントを書く