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いやあ、最近、眠いです。
原因は、夜更かしですね。
はい、十分、承知しております(笑)
で、睡眠時間が短い時。
または、徹夜してしまった翌朝。
身体が何か微熱っぽくないですか?
ボーッとして、ちょっとのぼせたような。
メカニズムとしては、あれに近いんですよ。
さて、謎解きでしたね。
血圧を下げるのに良いとうたわれていた黒豆茶。
なぜ、これを飲み続けたMさんの血圧が、逆に急上昇してしまったのか?
これを東洋医学的に説明するのには、やはり陰陽ですね。
五行論でいうと、火(陽)と水(陰)。
まず、陰と陽について。
陰と陽って、どちらが良いとか、優れているってのは、ないんですよ。
古代の中国人が、こんなことを考えました。
宇宙も含めて、この世の森羅万象には、一定の法則があるだろう。
じゃあ、それを陰と陽という2つのエネルギーで説明しようって。
陰と陽って、概念ですからね。
実際、そんなモノがあるわけじゃないですよ。
で、この2つのエネルギーがバランスをとって、この世の全ては成り立っていると。
つまり、調和ですね。
一時的にどちらかが優勢になっても、長い目で見れば、必ず調和しようと動き出します。
これが、「陰陽調和」という法則です。
まあ、小難しい前置きは、このあたりにしておきましょう。
この陰陽理論は、この世の全てにあてはまります。
だから、当然、人体にも適用されますね。
人体にも数多くの様々な働きがあります。
でも、生命を維持する上で、最も重要なのが、心臓ですね。
とにかく、これがしっかり働いてくれないことにはね。
五行論では、「心」は、「火」の属性になります。
ちなみに、五行論は、陰陽と同じく、全てを五行(木、火、土、金、水)の5つの属性に分類します。
そして、その法則性を活用するわけです。
心臓が火の属性なのは、何となくイメージできますよね。
これが止まって死んでしまったら、冷たくなりますものね。
陰陽で言うと、陽の気ですね。
でも、これだけでは、身体の熱はあがる一方。
当然、それと拮抗し、制御する力が必要です。
それが、「腎」になります。
腎の属性は、水です。
陰陽で言うと、陰の気ですね。
だから、人体では、心の火と腎の水がバランス良く釣り合っていることが重要なんです。
車で例えるなら、エンジンとラジエター。
ラジエターって、エンジンを冷やす冷却装置です。
市販されているほとんどの車は、水冷ですから、まさしく人体に似てますね。
車のメーターをみると、水温計がありますよね。
H(HOT)とC(COLD)という表示があって。
で、ラジエターの冷却水が不足していると、どんどんエンジンの温度があがります。
冷却水の温度も「H」に近づいていきます。
ついには、エンジンがオーバーヒートして、車が動かなくなってしまいます。
人の身体もこれと同じ。
例えば、心と腎が、100と100の力で釣り合っていたとします。
しかし、腎を傷めしてしまい、その力が80まで低下しました。
すると、20だけ、腎が心を制御できなくなります。
つまり、火が勝ってしまうんです。
勝つというと、聞こえはいいですが、「亢進」してしまうんです。
つまり、高ぶるんですね。
で、ほっておくと、暴走しかねません。
しかし、この場合、それほど、強い症状は出ません。
なぜかというと、心(火)は100のままだからです。
つまり、いつもどおりの火力です。
ただ、水が火を制しきれなくなっただけ。
ところが、心が120、腎が100になったとします。
これでも、その差は20ですね。
でも、この状態では、かなり強い症状が出ます。
顔も真っ赤だし、頭痛や耳鳴り、めまいなどがするでしょう。
クラクラして、立ってられなくなります。
火が燃えてしまってますからね。
どちらも同じ20の力、火が高ぶっています。
が、その勢いが違うわけです。
で、前者を「虚火(きょか)」、後者を「実火(じっか)」と言います。
なかなか上手い表現ですよね。
東洋医学では、よく「虚実」という言葉を使います。
虚は、いかにもエネルギー不足って感じがしませんか?
つまり、気が不足している。
実は、逆に過剰なんです。
そろそろ頭が混乱してきましたか?
まだ、大丈夫ですか?
ついてこれてますか(笑)
つまり、腎を傷めたら、心が亢進してしまうんです。
今回のMさんは、それですね。
五行論では、腎を元気にしてくれる穀物として、豆が配当されています。
確かに豆を適量摂れば、腎の気を補うことができます。
しかし、摂り過ぎて傷めるのも、やはり腎なんです。
だから、豆を摂れば、利尿作用がありますよね。
つまり、おっしこの出が良くなる。
腎を活性化するからなんです。
で、腎がコントロールしている水の代謝が良くなるんですね。
むくみ対策には、いいと思いますよ。
ただし、「適量」がポイントですけどね。
同じ五行論では、腎は「寒」に弱いんです。
つまり、冷えたものばかり摂っていると、腎を傷めやすい。
今回のMさんは、豆を冷やした状態で摂り過ぎたんですね。
ついに、5日目に腎が降参してしまった。
で、水分はいつもどおりだったのに、おしっこが普段の倍くらい出てしまった。
車でいうラジエターの冷却水が不足した状態。
すると、エンジンはどんどん温度が上がっていきますね。
これが、血圧を急に「200超え」まで上げてしまった原因です。
まだ、黒豆茶を温めて、薄めて、飲まれたら、マシだったでしょうね。
もちろん、個人の腎の力にもよりますよ。
同じ量でも健康な20代の男性だったら、平気でしょうね。
例えば、50代くらいで、でっぷり太って、脂ぎって、いつも赤ら顔のおじさん。
いかにものぼせやすくて、血圧高そうですねという人。
こんな人には、この商品はいいと思いますよ。
火が120くらい燃えている人ですから。
でも、80代で、痩せ型で、冷え気味のMさんには、きつ過ぎたというわけです。
逆に、ご本人は、良かれと思われ、積極的に飲んでしまわれましたからね。
黒豆茶をやめられ、治療をした翌日。
Mさんの血圧は、「136-84」にまで下がりました。
その後、数日は、少しまた上がったりして、まだ、完全に安定までは戻っていません。
おしっこの色は、まだ、元の黄色に比べると、少し薄いようです。
つまり、まだ冷えているということ。
傷んだ腎が回復するのに、もう少し時間が必要ですね。
鍼や灸では、ご本人の自然治癒力を活性化させて、その時間を早めるだけです。
鍼や灸そのもので、症状を改善するわけではありません。
ご本人の自然治癒力以上に急激に変化させるのも、これまた身体の負担になるわけです。
と、すごく長文になってしまいましたね。
こんなことなら、第五幕まで引っ張ったら良かったかな(笑)
にも関わらず、最後までお読み頂いて、ありがとうございます。
さあ、明日からのネタ、どうしよう。
「家政婦」にでもなって、事件を探すしかないでしょうか(笑)
では、今宵はこのあたりで。
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