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ええ、それが違うんです。
Yさんの熱烈なファンでもあるHさんとの会話。
「先週まで、ちょっと風邪をひいてたんです。」
「そうだったんですか。もう大丈夫ですか?」
「ええ、ほら、近くのN医院があるでしょ?」
「はい、私も以前はお世話になってましたよ。」
「あそこは、すぐに点滴を打ってくれるんです。」
「そうでしたね。とりあえず点滴でしたね(笑)」
「だから、早めに栄養補給をと思って行ってきたんです。」
「そうですか。それで楽になられたんですね。」
「う~ん、それが以前ほど、良く効いたって気はしなかったんです。」
なるほど、まだ、ほんとの初期の段階で行かれたんですね。
「と言うと、以前はもっと高い熱が出ている時に行かれたんですか?」
「えっ、何で分かるんですか?」
「いやあ、だって、熱が出て、それだけ水分が失われますからね。」
「点滴って、水分にも関係あるんですか?」
「というか、水分補給が目的なんですよ。」
「えっ、栄養補給のためじゃないんですか!?」
「そう思いますよね?」
「ええ、そう思ってました。」
「まあ、リ○ビタンDの強力なもんだろうって?」
「そうそう、そうです。」
私もサラリーマン時代は、そう思ってましたね(笑)
栄養ドリンクの主成分は、糖分です。
エネルギー源であるブドウ糖の補給ですね。
だから、うっかりこぼしてしまうと、後でネトネトになりますよね?
ほとんど砂糖水みたいなものです。
そこに元気が出そうな成分を足しているわけです。
しかし、点滴は違うんですよ。
カロリーなんて、ほとんどないんです。
たとえば、点滴500mlでどれくらいだと思います?
なんと角砂糖1個と同じくらいなんです。
たったのそれだけです。
清涼飲料水なんて、1本で角砂糖5個以上入っているものもザラですよね。
だから、糖を補給して、エネルギー源にしようというんじゃないんです。
「飲む点滴」こと、経口補水塩の過去記事でもご紹介しましたね。
発熱や下痢による脱水症状で苦しむ子どもたちを救ってきたと。
身体が弱ってくるとね、水分をしっかり吸収できないんです。
消化、吸収も身体にはそれなりの負担がいる作業。
点滴というのは、ミネラルを含んだ水なんです。
それを重力によって、血管にゆったりと流し込む。
下痢や嘔吐が激しい人には、有効ですよね。
特に、お子さんの急性胃腸炎なんかだと、水を飲んでもすぐに吐いてしまうことがあります。
そんな時、点滴は非常に効果的。
直接、血管に入れてやるわけです。
これで、お分かり頂けましたか?
「疲れたから。」
「元気がないから。」
この程度の症状で、点滴を受けても、あまり効果はありません。
まあ、お医者さんは、その点、よく分かっておられますから。
ただ、私たちとしても、そういう知識は、しっかり持っておきたいところですよね。
そういう私も鍼灸師です。
やはり専門のお医者さんにご相談されるのが一番ですね。
信頼できるかかりつけのお医者さん。
みなさんは、すでにいらっしゃいますか?
ということで、今宵はこのあたりで。
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