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ショッピングサイト【アクトスモール(ACTOS Mall)】

2009年03月12日 00:01

待ち焦がれていた『白い恋人』

と言っても、北海道のお土産ではありません。


昨日の続きです。

高知県直送、Oさんとの共同作業により生み出された「炭焼き焙煎」のうるめいわし。

焦げた頭の苦みを噛みしめながら、4匹すべて平らげた私。

ホッとひと息ついたその瞬間。

それは、やってきました。


「あら、先生。ご飯が進んでいないじゃないですか。」

「ああ、これから頂きますから。」

「でも、おかずがもうないわねえ。」

「いえ、ご飯だけで大丈夫ですので。」

「そんなご飯だけなんて・・・あっ、いいのがあったわ。」

それが、私にとって「いい」のかどうかは、Yさんが関知されるところではありません。


「そうそう、忘れるところだったわ。しっかり漬けておいたんだから。」

漬けておいた・・・もしや。

「ほら、そこの棚の上にあるでしょ、それ。」


Yさんの指先に視線を合わせます。

一瞬、私の脳がその物体を認知するのを躊躇しました。

やはり・・・「彼女」か。


そうまさしく「彼女」と形容するにふさわしい艶やかな白い肌。

まるで、子宮の羊水に満たされながら、誕生の瞬間を待ち続ける胎児のように。

その輝く裸身をビンの底に漂わせているではありませんか。


「お母さんも食べないものだから、なかなか減らなくて。」

「・・・ラッキョですか。」

「そうよ。先生が来るのを待ち焦がれていたんだから。」


そうでしたか。

健気にも36歳独身の私を待ち続けてくれてたんですね。

思わず食べることをためらってしまうのは、情が移ったからでしょうか?

それとも、胃の中で炭と化したうるめが嫉妬しているのでしょうか?


「あのー、少しで結構ですから。」

「あら、先生。ラッキョは嫌いでしたか?」

「いえ、嫌いじゃないですけど。」

「じゃあ、しっかり食べてもらわないと。」


斜めに傾けられたビンの口から、Yさんのスプーンがラッキョをかき出します。

大きめの小鉢に、ラッキョが山盛りにあふれます。

・・・どう見ても20粒以上はあるな。


「さあさ、先生。しっかり食べてくださいね。」

「・・・はあ、頂きます。」

「ジャンジャンおかわりもしてもらわないとね。」

「・・・はあ、ありがとうございます。」

「ラッキョも、ご飯も、まだまだありますから。」


こういう時に限って、Yさんは、他のおかずは出してくれないんです。

経営学でいう一極集中のランチェスター戦略を実践されるがの如く、ラッキョに資源を投下されます。


まだね、カレーの付け合わせなら、分かります。

ラッキョの甘酸っぱさと、スパイスの辛味が融合することでしょう。

しかし、白いご飯相手では、そう何杯も食べられるものではありません。

せめて、たくあんが欲しいなあ。


しかし、そんな私の「逃げ」の気持ちは、すでにYさんに察知されたようです。

まるで、獲物を定めたプレデターのような鋭い視線が、私をとらえて離しません。


結局、ラッキョとご飯だけで、2杯もおかわりをした私。

きっとラッキョも私の真摯な想いを受け止めてくれたに違いありません。

でも、もう私のことは忘れて、自由に生きてください。

あなたには、他にも素晴らしい男性(ひと)がたくさんいるのだから。


タバコを補充しにくるお兄さん。

ジュースを補充しにくるお兄さん。

ほら、いつも夜中に呼び出される電器屋のおじさんも。


帰りの車中。

思わず出たゲップ。

ほのかに甘酸っぱかったことを、ここに付け加えさせて頂きます。


-完-


<オマケ>

・お土産にもらった高知県特産天日干しのうるめいわし

・知らないうちに一緒に入れてもらっていたみりん干し(開封済み)

どちらも、近日中に来院されると、召し上がれるかもしれません。

ご予約の際に「うるめ希望」とお伝えください。

もれなく「炭焼き焙煎」で堪能して頂けます。

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コメント

おはようございます

なんだか 哀愁が漂う・・・そんな今日のブログ
きっと 『胃』さんの心の声が そうさせたのでしょうね (笑)

先日来院された Oさんの様に 消化器系のトラブルが
腎系にまで響く前に・・・早めにお手当てをされ・・・
そして 次の決戦の日まで 備えてくださいまし。

どうやら 100話までいかれるようですが (笑) 
36歳独身の人生 まだ なごうございます。
真珠のように例えられたり 
神秘の世界にいざなってくれるような胎児のように例えられる 
『あれ』に注ぐのも 勿体ないようにも思いますが
あなた様の出された結論ゆえ 
みな・・・あなたのその勇気ある結論に賛同し 心より応援されることでしょう。

体あってこそ出来るものでございます 
どうか・・・ご自愛くださいませ

(-∧-)合掌・・・ 

いちご 2009年03月12日 06:55

お気遣い頂き、ありがとうございます。

Yさん宅へ伺うのは、パンドラの箱と同じ。
不安以上に楽しみであり、ネタを拾えるありがたいオアシスです。
ただし、気は抜けませんが(笑)

Yさん伝説あってこその「まなぶログ」。
今後も伝説は、不滅です。

いつもありがとうございます。

manablog 2009年03月13日 00:41

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