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超なつかしの太田裕美さんのヒット曲ですね。
さて、予告どおり、店内の様子です。
昨日もYさん宅へお邪魔した折。
Yさんは、シャワーを浴びておられました。
そう、施術を受ける前は、必ずシャワー。
このあたりは、きっちりしていらっしゃいます。
どうやら、長引いたのが響いたみたいです。
そう、たばこの自販機補充のお兄さんとの立ち話。
「先生、ごめんなさい。すぐに浴びてしまいますから。」
「いえいえ、ごゆっくり。店内で待たせて頂きます。」
そう、店内をじっくり観察できるチャンスです。
どうぞ、ごゆっくり。
まず、商品のラインナップです。
残念ながら、かっぱえびせんは、完全に駆逐されてしまいました。
代わりに幅を利かせているのは、やはりビスコ。
左右の棚、双方で主力商品のポジションを確固たるものにしています。
江崎グリコ、黄金時代の到来です。
そして、必ずチェックするのが、クーラーケース。
ジュースや牛乳などの飲料類が冷やされています。
そのはずですね?
普通は。
しかし、Yたばこ店を侮ってはいけません。
過去の伝説でもご案内しましたね。(「マーケティング指南」)
時々、私物が冷やされていたりします。
「さて、今日は、どんなもんかな?」
クーラーケースの下段に視線を向けた時。
「こ、これは・・・。」
まさかこれも商品だというのか・・・。
いや、しかし、たばこ屋さんにこんなものを買いに来るお客さんは、いないはず。
しかし、そこにあって当然のように並べられているではないか。
う~ん、これは、後でYさんに確認せねばなるまい。
その疑わしき商品とは、コレ。
そう、卵です。
きっちりパックで陳列されています。
私物にしては、あまりにも堂々と。
メインの位置を占領されています。
そのまま、クーラーケースの上段に目を移していった刹那。
「な、なぜ、こんなものが・・・。」
クーラーケースの上に何か積み上げられています。
実は、コレです。
Yさん御用達。
近鉄百貨店の買い物カゴ。
写真では、カゴが3つ重なっていますね。
しかし、その隣。
さらに、5つも重なっていたのです。
まさか、これで店内の買い物を楽しんでくださいとでも言うのだろうか。
2坪くらいしかない店内で。
何をカゴに入れればいいのだろう。
う~む、これも、確認事項として付け加えねばなるまい。
何度もお邪魔しているはずなのに。
こうも新たな発見があるのは、一体、どういうことなのか?
もしや、この狭い店内で。
まだ、見過ごしている商品があるのでは・・・。
「はっ!こんなところにも・・・。」
そう、決して、スペースを無駄遣いしないのが、Yさん宅の鉄の掟。
私の膝ぐらいの高さ。
ちょうどレジの下。
「こ、こんなところにまで・・・。」
この高さは、通常、視界に入りません。
私も、2年間、お邪魔して、初めて気付きました。
「で、何なんだ、この商品は?」
しゃがみこんで、商品を手にとります。
「こ、こんなものを・・・。」
それが、コレ。
写真の映りが悪くて、申し訳ありません。
これ、「ハンカチーフ」です。
いえいえ、「ハンカチ」ではありませんよ。
あくまで、「ハンカチーフ」ですから(笑)
しかも、「最高級品」と冠されております。
最高級品っていうけど、素材は何だろうなあ?
木綿じゃないよなあ(笑)
Yさんが歌い出しかねないものなあ。
そもそも、このパッケージングが最高級品じゃないよなあ(笑)
で、気になるそのお値段は・・・?
「はっ。こ、これは!」
パッケージの右上。
マジックで値段が手書きされています。
コレです。
「・・・120円。」
最高級品なのに・・・。
ちなみに、ビスコには、「125」とシールが貼られています。
多分、通貨単位は「円」だと思います。
もしかすると、「圓」かもしれませんが。
「ビスコより安いじゃないか。」
しかも、このハンカチーフのパッケージの束。
減ったような痕跡がありません。
そもそも、しゃがみこまなければ視界に入らないこの商品。
Yさん自体、陳列されていることを忘れられているのではないだろうか?
う~む、これも明らかにする必要があるだろう。
何か製造年月日など、読みとれるデータは表示されていないだろうか?
と、ハンカチーフの束を手に取った瞬間。
「!!!」
こ、これは、一体、どういうことだ!?
これらの商品は、新品のはずじゃないのか。
思わず視線が釘付けになったその光景とは?
コレです。
見にくくて、申し訳ありません。
〇で囲った範囲。
茶色いシミのようなものが付着しています。
特に、赤○の部分を拡大してみましょう。
コレです。
まるで、洗剤のCMで「洗う前」みたいなこの汚れ。
しかも、この茶色いシミ。
他のパッケージにも同じく付着していました。
結局、製造年月日は記載されていませんでした。
しかし、相当、年数が経過していることがうかがえます。
この場合、通貨単位が「円」であることから、「戦後」であることは間違いないでしょう。
う~む、さすが異次元の世界。
わずか2坪の店内。
なのに、なんて密度の濃い空間が展開しているというのだろう。
もしや、重力の磁場にも、ゆがみが生じているやもしれません。
さらには、過去や未来につながる「時空のひずみ」さえ、存在するのかも・・・。
「は~い、先生。お待たせしました~。」
Yさんの黄色い声が店内に響きわたります。
う~む、もう我慢できない。
いえいえ、お風呂上がりの水も滴るYさんに。
・・・じゃないですよ(笑)
「あのー、Yさん。」
「はい?」
「店のクーラーケースにある卵なんですけどね。」
「はい。」
「あれって、売り物なんですか?」
「いーえー。」
「・・・ですよね。いや、きっちりと並べていらっしゃったから。」
やはり私物だったのか。
「いや、実は、火曜日なんです。」
「は?」
「火曜日がね、卵の特売日なの。」
「はあ」
「近所のスーパーがね、毎週、やってるんです。」
「ほお」
「あの卵ね、1パックで12個入ってね、98円なの。」
「はあ」
「他の店なら、1パック10個で98円。」
「はあ」
「で、しかも、サイズが少し大きいんです。」
「はあ」
「どう思います、先生?」
「どうも思いません。」
・・・とは、言えず。
「いやあ、それは見逃せませんよね。」
「でしょー。」
「今週も買われたんですね?」
「そう。だけど、条件があってね。」
「はあ」
「他の商品を500円以上、買わないとダメなの。」
「なるほど。」
「だから、何でもいいから、カゴに500円以上、放り込んでね。」
「はい。」
「卵をまとめ買いするんです。」
「そうですか。」
いや、うまい戦略ですね。
きっと卵は、客寄せで。
その他の商品の値引き率は、他のスーパーより悪いはず。
しかし、せっかく「お買い物上手」でご満悦のYさん。
そんな水を差すようなことは、言えるはずがありません。
「だから、いつも買い過ぎちゃうのよねえ。」
「で、入らないんですね、冷蔵庫に?」
「そう、どう詰め込んでも無理なの。」
「・・・よく分かります。」
これで、1つ目の疑問は氷解しました。
で、次の質問です。
「それでね、Yさん。」
「はい?」
「クーラーケースの上なんですけど。」
「はい。」
「近鉄百貨店の買い物カゴがあるんですけど。」
「ああ、あれね。」
「はい、あれです。」
「あれは、借りてるの。」
「ほおー、借りられてるんですか。」
「そう、買い物に行くでしょ。」
「はい。」
「私、足が悪いから、カートを押して行くんですね。」
「そうですね。」
「で、カートにカゴを乗せておくと、便利なんです。」
「なるほど。」
「そのまま、カートを押して、家まで帰られるでしょ。」
「おっしゃるとおりですね。」
「だから、借りてるんです。」
って、どう考えても、百貨店側の許可を得ているとは思えないなあ(笑)
「結構、たまっていらっしゃいますね。」
「まあね。もうちょっと溜まったら、返しに行くわ。」
多分、世間一般では、それを「借りている」とは言わないんでしょうね(笑)
そして、年内にカゴが返されることは、まず、ないでしょう。
で、最後の質問です。
「さらに、Yさん。」
「はい?」
「レジの真下に吊られているハンカチーフなんですけどね。」
「えっ?」
「いや、ハンカチーフです。」
「そんなん、ありました?」
「・・・いえ、結構です。」
以上、私の疑問は、全て明らかになりました。
なんてミステリアスな世界なんでしょう。
「世界ふしぎ発見」で特集を組んでほしいところでした。
きっと回答者全員が、「スーパーひとしくん」を無駄にしてしまうことでしょう。
是非、みなさんにも一度、足を運んでほしいですね。
そして、使ってください、近鉄百貨店の買い物カゴ。
そのカゴいっぱいに、ビスコを大人買いしてみませんか?
そうそう、クリームが口元につくかもしれませんね。
セットで最高級品のハンカチーフがオススメです。
Enjoy Shopping!
では、今宵はこのあたりで。
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