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2009年09月30日 00:01

小指の想い出

60年代、伊藤ゆかりさんのヒット曲ですね。


最近、続いたんです。

ここ2、3日で、3人も。

ということで、これはブログネタだなと(笑)



「小指だけね、動きにくいんです。」

「ほお、それは、いつ頃からですか?」

「そうですねえ、ここ2ヶ月くらいでしょうか。」


Nさんは、60代の女性。

大変世話好きで、社交的な方です。

私も、お客さんをたくさん紹介して頂きました。


「ええ、そこまで気がつくの。」

って、驚くくらいに心配りのできる方。


また、人前では、決して、暗い顔をされません。

「いつもNさんには、励ましてもらいます。」

「そばにいるだけで、元気をもらえます。」

「どうして、あそこまで人のお世話ができるんだろうって。」

これが、Nさんの人物評です。


Nさんには、姉御肌のところがあります。

「あの人のことは、私が何とかしてあげなくちゃ。」

これが、口グセです。

しかも、交友関係が広いので、「妹分」がまた多いんです。


輪をかけて、2ヶ月ほど前。

Nさん自身、かなりショックなことがあったんです。

でも、「いつも元気で明るいNさん」を崩すわけにはいきませんでした。


食欲もなくなってきました。

「でも、食べないと元気が出ないし。」

無理に食べてたものだから、消化器系にもかなり負担がかかっていました。


その頃から、小指が動きにくくなってきたんです。

どこかにぶつけたわけでも、何でもないのに。


整形外科にも行かれました。

レントゲンを撮ってもらって、「異常なし」。


「これって、いずれリウマチにでもなってしまうんでしょうか?」

「お話をうかがうかぎりでは、その傾向は出てませんね。」

「じゃあ、何なんでしょう?」


そりゃ、誰だって、不安になりますよね。

「小指」と聴いて、東洋医学では、まず、「心」の経絡の異常を考えます。

手の小指が、経絡の通り道ですからね。


「Nさんの家系で、心臓を患われた方って、いらっしゃいます?」

「実は、母が心筋梗塞で亡くなっています。」

「なるほど、そうですか。」

「でも、私は、毎月、病院で検査を受けていますが、いつも『異常なし』なんですよ。」


そう、Nさんは、健康にも人一倍、気を遣っていらっしゃいます。

血圧もご主人と一緒に、毎日、測定。

平均で、上が120、下が70の理想的な数値。


たまに、不整脈が出るものの、同世代のお友達に比べたら、はるかに健康だと。

そう、思っていらっしゃいました。


「数値に異常なし」。

これは、結構、クセものなんですよねえ。

「異常あり」なら、東洋医学的にも、明らかな反応が出ているものです。


しかし、東洋医学的に「異常あり」でも、現代医学では「異常なし」ってこと、よくあります。

「ほとんど」かなあ(笑)


でも、身体は、必ずサインを出しています。

検査で、「異常あり」と言われる前に。

「未病(みびょう)の医学」。

まさしく東洋医学が、そう言われる所以(ゆえん)ですね。


「最近の病院では、お医者さんが患者の身体に触ることがない。」

お客さんが、よく言われます。


昔ながらの「何でも屋」の開業医の先生などは、必ず聴診器をあてて、触診されていましたね。

でも、最近の大病院などは、検査の結果を見ながら、結果をお伝えするだけ。

そこに、不安を感じていらっしゃる方、多いんですよねえ。



で、Nさんの話ですね。

ベッドに寝てもらいます。

脈診、腹診、経絡やツボのチェックをしてみます。

やはり「心」に負担がかかっているようです。


「心は神に通ずる」

これまでもご紹介しましたね。

この場合の「神」は、「精神」です。

過度のストレスは、「心」の経絡を傷めてしまいます。


加えて、過去記事でもご紹介した「膏肓(こうこう)」というツボにも強い反応が出ています。

ご本人は、てっきり肩こりだと。


で、普段から、我慢をしっぱなしなので、膻中(だんちゅう)にも。

これも、過去記事でご紹介しましたね。

人間関係のストレスなどを抑え込んでいると、この辺りに反応が出てきます。


とりあえず、温灸や指圧で、それらの反応が消えました。

しかし、一時的なものですね。

今後も、「頼れる姉御」を演じ続けていると、症状が悪化しかねません。


「つまり、身体からのメッセージだと?」

「そうですね。いい機会かもしれませんよ。」

「はあ・・・ちょっと考えさせてください。」


そう、ほんとの意味での「治療」は、Nさん自身でしかできません。

ここから先が、「本番」ですね。

小指からのメッセージを「良き転機」としてほしいですねえ。


他にも、小指のトラブルを抱えた方が続きました。

「小指の関節だけ、盛り上がってきました。」

「こぶしを握っても、小指だけ開かないんです。」

お二人とも「心」の症状でしたね。



目に見える症状は、病気ではありません。

「結果」なんです。


で、「原因」が分かると、明らかになります。

身体があなたに伝えようとしている「メッセージ」が。


だから、「運」のせいにしないでくださいね。

もったいないですから。


みなさんの小指さんは、まだ、何もおっしゃっていませんか?


では、今宵はこのあたりで。

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