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お子さんがいらっしゃる方は、必見です。
行ってまいりました。
Yさん宅です。
「Yさん」でピンと来られない方は、こちらをどうぞ。
(Yさん伝説:1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49,50,51,52,53,54,55,56,57,58,59)
Yさんファンのみなさん。
ついに、Yさん伝説も教育論にまで足を踏み入れることとなりました。
学級崩壊が叫ばれて久しい教育現場。
果たして、黒魔術が救いの一手と為り得るのだろうか?
「はい、じゃあ、Yさん。次は、うつ伏せになってくださいね。」
「はい、では・・・。」
と、その時。
トゥルルルル。
「あっ、電話ですね。」
「先生、ちょっと子機を取ってもらえますか?」
「はいはい・・・はい、どうぞ。」
すばやくYさんに手渡します。
Yさんはね。
長いんです。
そう、電話が。
施術の途中だろうとね。
関係ないんです。
原則、気が済むまでしゃべっておられます。
目の前の方。
つまり、通話相手を大事にされておられるんでしょうね。
「あら、たっちゃん?」
解説せねばなるまい。
「たっちゃん」とは、Yさんの従兄弟である。
郷里の土佐で、代々、かまぼこを生産されています。
これまで、過去記事でもチラッとご紹介しましたね。
これは、長くなりそうだ。
私は、おとなりのキッチンに移動。
食卓の椅子に腰掛けて、しばし休憩。
Yさんの声はね。
その生命力に比例して、大きいんです。
だから、注意して聴かなくてもね。
しっかり耳に届いてきます。
まずは、先日、送ってもらったかまぼこの出来具合いや干物の味について。
これは、あくまで挨拶がわり。
で、本題は、どうやら、たっちゃんのお祝い事。
なんと初孫を授かられたようだ。
「そうそう、たっちゃん。早くその子の写真を送ってちょーだいよ。」
そりゃ、そうですよね。
Yさんにとっても、お身内の話ですからね。
「で、○○さんには、もうお参りしたの?」
「○○さん」とは、地元の神社のことでしょう。
なるほど、お宮参りですね。
おめでたい話に、和やかなムードで話は展開していきます。
ああ、ええ話やなあ。
私も、のんびりと聞き流そうとしていたその瞬間。
「で、たっちゃん。なんと言っても初孫だからね。」
ふむふむ。
「小さいうちから、しっかり○○○○・○○○○○○しとかなきゃ、あかんよ。」
えっ!?
今、何ておっしゃいました?
一応、私の耳にも届きました。
「○○○○・○○○○○○」がね。
でも、私が本来予測した単語とは、微妙に違います。
ええ、横文字なんですけどね。
聴き間違えたのかな?
いや、もしかして、わざとだろうか?
たっちゃんを冗談で和ませるために。
しかし、Yさんのお顔は、マジ。
「子育てとは」について、熱弁を奮っておられます。
さっきのは、何だったんだ。
単なる聞き間違えだったのか?
あ~、消化不良だ。
気になって仕方がない。
その祈りが届いたのでしょうか。
神様は、私にもう一度、チャンスを与えてくださいました。
はい、みなさん、「○○○○・○○○○○○」を再生しますよ。
そうそう。
あらかじめ、御手洗を済ませておいてくださいね。
膀胱括約筋が弛緩しても大丈夫なように。
ご用意は、よろしいですか?
では、どうぞ。
↓
「だからね、たっちゃん。小さいうちから、しっかりマイルド・コントロールしとかなきゃ、あかんよ。」
大丈夫ですか?
床上浸水してませんか?
『マイルド』ですよ、マイルド。
今度は、はっきりと耳にしました。
はい、自信を持って言い切っていらっしゃいました。
「マイルド」と。
一拍の間をおいてね。
私は、この衝撃に堪えられませんでした。
もう必死です。
噴き出しそうになるのをこらえるのに。
横隔膜が激しく上下に痙攣しています。
く、苦しい~。
誰か、私に酸素を・・・。
まるで、バサロで50mを泳ぎ切ったかのようだ。
Yさんファンのみなさん。
新たに、「Yさん語辞書」に単語登録しておいてください。
多分、Yさんの辞書にはね。
「マインド」なんて単語は存在しないんです。
とりあえず、「マ」で始まって、それらしいイントネーションであれば。
何でもいいんです。
そういう意味では、ほんとに”Don’t mind”。
逆に、たばこ屋さんですからね。
「マイルド」には、耳が慣れていらっしゃいます。
セブンスター・マイルド、ラーク・マイルド、キャスター・マイルド・・・。
大らかな方ですからね。
広い意味で、横文字ってことで。
それで、OKなんです。
多分、Yさんが普段、会話されるみなさんとはね。
横文字が登場した時点で、「知識人」になっちゃうわけです(笑)
このように、黒魔術の公用語には、得てして、横文字が登場します。
しかし、その意味は、日本国の標準語とは、異なるケースが多いのです。
そう、忘れてはいけません。
何と言っても「ポールベン」の使い手であることを。
その後も、「子育てとは」について、熱いトークが続いています。
しかし、私の耳には、ほとんど入ってきませんでした。
「マイルド・コントロール」
まるで、ウイルスに侵されたパソコンのように。
私の脳は、その呪文で埋め尽くされてしまったのです。
そう、子育ては、厳しくすればいいってもんじゃない。
愛情を持って、あくまで「マイルド」に。
これは、子育てだけではない。
全ての人間関係に通じているのだろう。
う~む。
まるで『都こんぶ』のように、噛み締めれば、噛み締めるほど、味わい深い言葉。
是非、今年の流行語大賞にエントリーせねばなるまい。
読者のみなさんも、早速、日常会話でお使い頂きたい。
「最近、うちの子どもが言うことを聞かなくて・・・。」
「あら、そんなのマイルド・コントロールですぐに解決よ。」
とか。
「ここのところ、主人とケンカが絶えないの・・・。」
「そんな時こそ、愛を持って、マイルド・コントロールよ。」
など。
帰りの車の中でもね。
信号待ちの度に、思い出し笑い。
さぞかし、となりの車の人からは、アブナイ奴に見えたことでしょう(笑)
いや~、これは、Yさんのツボを治療させてもらうところが。
すっかり私がツボにハマってしまいました。
どなたか白魔術が使える方。
この強烈な呪詛から私を解き放って頂けないでしょうか?
しかし、1時間後。
私は、身を以って知るのです。
「マイルド・コントロール」の本当の恐ろしさを・・・。
-つづく-
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