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ショッピングサイト【アクトスモール(ACTOS Mall)】

2010年03月14日 00:01

ほっぺが落ちそうなほっぺ

しかし、全神経を集中しなければなりません。


「こ、これは・・・鯛ですか?」

「そう、鯛のアラ煮です。」


小鉢には、しっかりと煮込まれた鯛のお頭が。


「鯛はね。身よりもアラのほうがおいしいんです。」

「ほお、そうなんですか。」

「いちおう、身は私が頂きましたからね。」

「はあ。」

「このアラは、先生のために取っておいたんですよ。」

「・・・。」


追い込まれていく。

獲物を確実に仕留めるハンターの鋭い瞳。


「ほら、ウドを一緒に煮込んでおきましたからね。」

「へえ~、ウドですか。」


そう、Yさんは、ウドが大好物なのだ。

昨春は、大量に食べ過ぎられてね。

お肌がブツブツだらけになってました。


「さあ、先生。召し上がってください。」


入るのか?

まだ、大丈夫なのか、私の胃袋は?

きっとイカメシのように、ご飯粒が胃袋いっぱいに詰まっていることだろう。

いや~、かなり厳しいなあ。


しかし、50cm先からは、獲物を捉えて離さない猛禽類の瞳が。

まるで、LEDバックライトでも搭載しているかのように、煌々と輝いているではないか。


「・・・では、頂きます。」


アラってね。

ちょっと食べにくいでしょ。

どこから、お箸をつけようかなあって。

とりあえず、エラの裏あたりから。


「あら、先生。分かってるわね。」

「は?」

「そこは、頭でもおいしいところなのよ。」

「はあ、そうですか。」


うん、なるほど。

これは、おいしい。


「いやあ、ほんとおいしいですね。」

「でしょ?」

「濃厚なコクでありながら、さすがに鯛ですね。」

「ええ。」

「しつこくないのに、身はとろけるようで。」

「そうなのよ。」

「また、ウドがいいアクセントになってますね。」

「そう、ウドがあうのよ。」


ここがポイントです。

お料理番組にゲストで呼ばれたアイドルのようにね。

「きゃあ~、おいしい!」

だけでは済まされないのです。


何が、どうおいしいのか?

そのお料理ならではの特長を端的に表現。

しかも、Yさんが期待されているツボを敏感に察知。

これこそが、黒ミサから無事生還するための智恵。


伝説ライヴにお申込み頂いたみなさん。

特に、ご留意されたし。


「でもね、先生。」

「はい。」

「ほんとの通はね。」

「はい。」

「ほっぺを召し上がるものなのよ。」

「ええ、そうなんですか。」

「そうよ、ほっぺの身が一番おいしいんだから。」

「ほお、では、早速・・・。」


生き残る術、其の弐。

基本的に言われたとおりにすべし。

そう、ガンジーに倣い、「無抵抗主義」。


これが、一番ダメージを軽減できるのです。

下手に自分の意見を主張するものではありません。

燃え盛る炎に灯油をかけては、さらなる延焼を生みかねません。


「ほお、エラより身が引き締まって、やっぱり違いますねえ。」

「でしょ~。」


ご満悦だ。

教祖様は。

これで、追及の手も緩むのではなかろうか。

油断しかけたその刹那。


「あら、先生。まだ、身が残ってますよ。」

「えっ?」

「ほら、このほっぺたの内側の奥にぃ。」

「あっ、ほんとだ。すいません。」


土佐の漁師町で生まれ育ったYさん。

お魚には、厳しいんです。


「ほら、先生。まだ、その奥にも。」

「はあ」


矢継ぎ早に飛んで来るYさんの鋭い指示。

一刻も気を休める暇など、ありません。

ご自分の箸で、指し棒のように食べ残しを指摘されます。


「ほら、先生、そこ。」

「この裏にもまだ身があるじゃないですか。」

「お箸の先で、身を削げ落とすように。」


しかし、私の「シングルSP」での技術点。

予選突破ラインには、届かなかったようです。

ついに、シビレを切らしたYさん。


「ほら、先生。よく見ててくださいね。」


審査員直々の演技指導が始まりました。


「ここは、お箸をこんなかんじでね。」

「そこで、先をこう奥に突っ込んで。」

「力を入れ過ぎると、身が崩れますから。」


表現力豊かなフリーの演技。

E難度の匠の技を連発。

惜し気もなく、奥義を伝授して頂きました。


「さあ、先生。やってみてください。」


浅田真央ちゃん。

あなたは、バンクーバーで銀でしたね。

フリーの演技で、少し着地が乱れちゃいました。


日本国民全体の期待を一身に背負われ。

出来て、当たり前。

けど、弱冠19歳のあなた。

そんな重圧に立ち向かわれておられたのですね。


恥ずかしながら、37歳の私。

今、目の前の重圧に押し潰されそうであります。


「で、この目玉がコリコリして、おいしいのよ。」

「はあ、目玉ですか。」

「あら、先生、苦手?」

「ええ、いや、まあ。」

「じゃあ、私が頂きますね。」

「ええ、どうぞ。」


助かった。


「ここにお箸の先を突っ込んで・・・こうクリンとひっくり返してね。」


着氷に一糸の乱れもなく。

高さ、回転、キレとも申し分なし。

見事なトリプルアクセルが決まりました。


「この食感が何とも言えないのよねえ。」

「いや、さすがに食通ですね、Yさんは。」


そんなこんなで。

何とかお頭の「お清め」を終えることができました。


ふぅ~。


胃腸だけではありません。

精神的にもかなり堪えた鯛のアラ煮。

アドレナリン、出っ放し。

そろそろ、セロトニンに切り替えさせてもらいましょうか。


「はい、これで片面は終わりね。」


えっ?

片面?


はっ!

この立派な大ぶりのお頭。

正面で切断されているではないか。

目の前にあるのは、右半分。

ということは、まだ・・・。


「はい、先生。こっち側もきれいに召し上がってください。」

「・・・。」


作業は続きました。

神経を擦り減らすような重圧の中。

まるで、高松塚古墳の壁画の修復作業のように。


「ほら、先生。そこぉー!」


一介の新米学芸員に過ぎない私。

文部科学省から派遣された審議官の鋭い視線。


耐えた。

耐え抜いた。

これで、左右のお頭の修復作業は完了だ。

後は、審議官の認可を頂くのみ。


「あっ、そうそう。尾っぽもあったわね。」


作業続行。

審議官のご指示です。

逆らえません。

だって、中央官庁ですから。


「・・・ごちそうさまでした。」

「はい、今日もお粗末さまでした。」


箸を置いてよし。

ついに、審議官から認可を頂きました。


長かった。

ほんとに一日は24時間なのだろうか。

まるで3日間ぶっ続けで、検察の取調べを受けたかのようだ。

半ば虚脱状態で、拘置所を出ようとする私。


「あっ、そうそう、先生。」

「はい?」


そう、言いながら、大きめのタッパーを手にされます。


「いつも野菜を頂いてるお父さんにね。」

「はあ。」

「これを召し上がってもらってください。」


おもむろにフタを開けられるYさん。


「鯛の煮こごりです。」


はっ!

こ、これは、どういうことだ!?


この煮こごり。

しっかりと「身」の部分ではないか!

身の部分は、Yさんが食べてしまわれたのではなかったのか?

身よりもおいしいアラ。

私のためにわざわざ取っておいて頂いたと・・・。


しかし、Yさんは、満面の笑み。

煮こごりの味付について、ここぞとばかりに解説が始まります。


またもや、完敗だ。

でも、憎めないんですよねえ(笑)

結局、Yさんの意図されるがままに導かれ・・・ハッ!


こ、これこそ。

これこそ、そうだと言うのか。


「マイルド・コントロール」


自分の意図されるがままに相手を導かれながら。

それでいて、カドを立たせない。

まさしく、「マイルド」の真髄ではないか。


う~む、何て奥が深いんだ。

きっと父もマイルドの虜になることだろう。


「あっ、そうそう、先生。」

「はい?」


まだ、何か?


「実は、もうひとつ、お土産があるんです。」


このお土産の受領に際し、私の意思が考慮されることはありません。

たとえ、使用済み核燃料であろうと、持ち帰る義務が発生するのです。

それが、Y家の敷居を跨ぐ者に課せられた使命。


小学校の遠足でも、先生に言われましたね。

「来た時よりも美しく」


「ほら、先生。こっち、こっち。」


いつもの危険な消防法違反ゾーン。

もうおなじみですね。


「これ、これ、先生。この箱よ。」


さて、今日は何だろうなあ?

半ば諦観にも近いクリアな心境。

はい、頂きますよ、何だろうと。


「あれ、結構、軽いですね。」


はてさて、何だろう?

開封してみると、以下の2商品がエントリーされてました。


<エントリーNO.1>

「肌美和(きみわ)のウィッチクリーム


馬油配合のスキンケアクリーム。

動物性だけに独特の香りとしっとり感があります。

Yさん曰く。

塗って30分くらいすると、お肌になじんでスベスベになるそうです。

これが、17本。


<エントリーNO.2>

RMK ソープバー試供品(10g)×50個


ネットで検索すると、製品版を発見。

レビューは、こちら

が、頂いたものは、重さが10g。

多分、試供品なんでしょうね。


で、これは、Yさんも愛用されてます。

お風呂で?

洗顔で?

いえいえ、キッチンです。


水道の蛇口にね。

ぶら下げておられるんです。

そう、石鹸を入れるネットがあるでしょ?

あのミカンなんかが入ってるような赤い網。

あそこにね。

この小さい試供品を5個ぐらい入れておられます。


「いい泡が立つのよ~。香りも上品だし。」


と、Yさん。

でも、久しぶりに見たなあ。

水道の蛇口にかけられたネット入りの石鹸。

まさしく昭和レトロの哀愁を感じるなあ。


おばあちゃんの流し台には、必須アイテム。

さらに、蛇口に輪ゴムでも引っ掛けておくと、高得点がマークされます。


しかし、先日、大量の石鹸をみなさんに引き取って頂いたところ。

今回は、量も少ないし、場所もとらないし。

ただ、馬油は合わない人も結構おられるだろう。


そうだ、講座で配ろう。

脈診でチェックしたら、いいじゃないか。

ってことで、明日、14日(日)の大阪を皮切りに。

順次、講座へ持参させて頂きます。


早い者勝ちですからね。

欲しい方は、声をかけてくださいね。

来月になっても、まだ、残ってるかもしれませんが(笑)


講座に参加されなくてもね。

どうしても欲しいとおっしゃる方は、ご連絡ください。


<蛇口に石鹸をぶら下げる会事務局>

tanida@crocus.ocn.ne.jp


さあ、あなたも馬油配合クリ-ムで。

洗車ブラシにも負けないお肌を手に入れてください。



では、今宵はこのあたりで。

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コメント

昨日の大阪でのセミナーに参加させて頂いたことぶきです。ありがとうございました。
4時間があっという間、物足りないくらいに感じたほどの内容豊富なことのお礼を申し上げなければなりませんが、失礼ながらそれ以上に私の好奇心を掴んで話さなかった事象があったんです。

まず受付カウンターの足元に置かれていたグレーの買い物籠。買い物したものをポンポンと入れやすく、つい買いすぎてしまう、持ちやすい取っ手のついた、程よい大きさと強度の篭。
そしてもう一つ。
谷田先生のお話の中で出てきた単語「マイルドコントロール」。
その‘単語’の前後のお話で意味を把握いたしましたが、最初は「んっ?聞き違いかな?」と思いました。
何度か繰り返される先生の発音に、
大阪、堺の方面ではそう発音されるのだと真剣に受け止めていました。
そこにいらした皆さんは物静かにされていたので、「私だけが気になるなんて人間ができてないなぁ。」と自戒の念を抱きつつお話を伺っていたわけですが、今、先生のブログの過去記事を拝読し「伝説の方」のなせるワザなのだと認識いたしました。
幸か不幸か(笑)黒ミサの参加資格を持たない私は、谷田先生の胃袋の応援者の一人として今後も参加させて頂きたいと思います。
谷田先生とのご縁を繋げて下さった狭間さんにも感謝です♪
またお勉強させてくださいね。ありがとうございました。

ことぶき あやこ 2010年03月15日 14:40

ことぶきさん、こんばんは。
昨日はご参加、ありがとうございます。

ほんと時間が経つのが早かったですね。
私の時間配分がいい加減だったせいかもしれません(笑)

買い物カゴに反応されましたか。
伝説ファンなら見逃すことのできないアイテムですからね。
今後は機能面だけでなく、ブランドにも注目してみてください。

「マイルドコントロール」
堺訛りと来ましたか(笑)
説明不足でしたね、失礼致しました。
でも、後からお分かり頂いても、それはそれでおもしろいかなあと。

私の胃袋の応援者になってくれるんですか?
いや、ほんと力強い限りです。
何とか100話までは継続したいと考えています。

それでは、また、お会いできますことを楽しみにしております。

頂いたご縁に感謝します。
ありがとうございます。

manablog 2010年03月16日 00:31

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