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例え、頭では感じてなくても。
行ってまいりました。
と言っても、「Yさん宅」ではありません。
千葉でのセラピスト向け脈診講座です。
で、突然ですが発表させてください。
これまで「脈診」とさせて頂きました。
でも、これは、少し誤解を招く表現なんです。
というのは、「診断」の「診」ですからね。
法的に診断行為は、医師しか出来ないのです。
特に、私が講座でご案内している内容。
それは、「生命の『私』」としての声を聴くための手段。
つまり、病状を診断するための本来の脈診ではないのです。
ってことで、どんな名前がいいかなあ~って、考えてました。
で、思いついたのがコレ。
『脈ナビ』
いかがでしょうか?
あまりセンスがあるとは思えませんが(笑)
脈によって、生命の声をナビってもらうってことで。
同様に「腹診」も「腹ナビ」に。
で、この脈ナビ講座。
今回は、ブログ読者のひーらさんに主催して頂きました。
自らのサロンを会場としてご提供頂き、ありがたいかぎりです。
しかも、個性的なみなさんをよりすぐって、お集め頂きました(笑)
さて、これまでの脈ナビ講座に加えて、セラピスト向けの実技ワークをご用意しました。
1.部位
(1)目的
クライアントのカラダが「快」と感じる施術部位を特定してもらいます。
(2)内容
ペアワークとして、足三里という胃経のツボをお互いに取ってもらいました。
まず、私が足三里の基準点をご案内します。
で、セラピスト役の方は、片手で脈をみながら、もう片方の指先で足三里に触れます。
次に、その指先を周辺に数ミリずつ移動させながら、脈の変化を感じます。
(3)結果
ツボの位置を動かす度に脈が変化することを実感して頂きました。
本当にカラダが喜ぶツボのスイートスポットは、ミリ単位のごく狭い範囲の中にあります。
そこを外すと、脈が「不快」な打ち方をします。
みなさん、初めての脈ナビ体験なのに、さすがセラピスト。
全員の方が、変化を感じていらっしゃいました。
2.ドーゼ(刺激量)
(1)目的
クライアントのカラダが「快」と感じる部位を特定できたとします。
しかし、そこにどんな刺激をどれだけ与えるのかという課題が次のステップです。
(2)内容
1と同様のペアワークです。
セラピスト役の方に、クライアントの膝下から足先に向けて、胃経を上から下になでてもらいました。
そう、胃経は上から下が本来の流れ。
食後でもあり、おおよそ「快」な反応を示します。
ただ、そのまま、なで続けることにより、クライアントの脈がどのように変化するかを確認してもらいました。
(3)結果
みなさん、「もみ返し」って言葉をご存知ですよね?
いくら気持ちの良いマッサージでもやり過ぎると、「もみ返し」を起こします。
専門用語では、「刺激量過多(オーバードーゼ)」って言います。
簡単に言うと、「やり過ぎ」ですね。
お腹いっぱい、ごちそうさまですってことです。
で、これは、クライアントが自覚症状を感じるより、はるか前に来ているものなんです。
今回のペアワークでもそうでした。
胃経を軽くなでるだけのソフトな刺激。
でも、反応が早い方だと、5回くらいなでた段階で脈が荒れて来たのです。
他の方でも、10回もなでると、みなさん、脈が変化をしてきました。
カラダって、予想以上に繊細な刺激で、敏感に反応しているんですね。
これも、みなさん、体感して頂きました。
サービス精神旺盛なセラピストにとって、「やり過ぎ」は常に背負っているリスクですからね。
3.意識① ~セラピストとクライアント間での意識~
(1)目的
セラピストとクライアントの間での信頼感(ラポール)形成の必要性を体感して頂く。
(2)内容
極力、当日、ペアを組んだことのない相手とペアを組んでもらいます。
で、セラピスト役の方は、とりあえず、クライアントの脈をチェックします。
その後、初診のクライアントに接するように、相手の気持ちを和ませるトークを5分間、展開してもらいます。
その後、もう一度、クライアントの脈をチェックしてもらいます。
(3)結果
予想通りの結果でした。
当初は、緊張気味で速く、硬めの脈が多かったんです。
しかし、5分後には、みなさん、より穏やかにゆったりとした脈に変化してました。
クライアントのカラダが「緊張・警戒」モードのままではね。
どんなに高度なテクニックを駆使したところで、受け容れてくれませんよね。
施術前の会話は、単なるオマケではありません。
すでに、そこから施術は始まっているのです。
4.意識② ~セラピスト自身の意識~
(1)目的
セラピストの意識を変化させると、クライアントのカラダにも変化を及ぼすことを確認してもらう。
(2)内容
これは、3人1組のワークです。
それぞれの役割とは、セラピスト役、クライアント役、クライアントの脈をチェックする係です。
まず、クライアントには、仰向けに寝てもらいます。
次に、セラピストは、クライアントの側方に座ってもらいます。
最後に、反対側の側方に、脈をチェックする係が座ります。
セラピストは、私の掛け声を合図に下記のように順番に意識を変化させていきます。
①雑念...目の前のクライアント以外のことに意識を向ける。
②熱意...私があなたを治してあげる、楽にしてあげると強く念じる。
③慈愛...わが子のように無条件の愛で相手を包み込む。
④感謝...心の底から相手に感謝する。
⑤空(くう)...自分の存在がなくなり、宇宙と一体化したようなクリアな感覚。思うがままにまかせる。
セラピストは側方に座って意識を変化させるだけで、クライアントのカラダには触れません。
(3)結果
これは、ちょっと意外な結果も出ました。
「雑念」も「不快」な脈が出たんです。
でも、それ以上に「不快」だったのが、なんと「熱意」。
これは、つまり執着につながるんでしょうね。
いくら相手のためと言えど。
相手を自分の意に添うように変化させようと干渉することになってしまうようです。
この結果に、参加者のおひとりは。
「私は、子供に、日々、こんな思いをさせているのかもしれませんね。」
そう、お子さんのために良かれと思って口酸っぱくおっしゃってるわけです。
「あーしなさい」「こうしなさい」って。
ところが、それは意識レベルだけでなく、生命レベルでも嫌がられていたんです。
生理的に「不快」だから、お子さんは反発するか、萎縮するか。
セラピスト向けというより、とても奥が深い話になってしまいました。
もちろん、セラピストの心構えとして。
「私が治してやる」なんていう意識は、論外。
その時点で、クライアントより「上」に立っていますよね。
それは、口に出さなくてもちゃんと伝わっているんです。
そう、生命レベルでは、しっかりとコミュニケーションされています。
で、「慈愛」になると、さすがに脈が穏やかになりました。
さらに、「感謝」になると、より一層。
しかし、一番「快」な脈は、「空」でした。
下手にあれこれ考えるより、自我を引っ込めたほうがいいみたいですね。
例え、「慈愛」や「感謝」と言えど。
そこには、少なからず「干渉」が入ってしまうのかもしれません。
3人1組ですが、全ての役割をローテーションしてもらいました。
しかし、上記の結果は、みなさん、同じでした。
いやいや、これは、私にとっても、興味深い結果でしたね。
参加者のみなさん、ありがとうございます。
機会があれば、より多くのセラピストのみなさん。
もしくは、それを目指されているみなさんに体感して頂きたいと思います。
講座の様子は、主催者ひーらさんのブログでも。
ひーらさん、参加者のみなさん。
貴重な機会と嬉しいご縁をありがとうございます。
以上、千葉の脈ナビ講座のご報告でした。
そうそう、少し先のお話ですが、ご案内させてください。
Yさん伝説の殉教者。
照喜名先生のおかげで、7月に沖縄へお招き頂くことになりました。
18日(日)に照喜名先生の沖縄整体専門学院での特別講座。
翌19日(月・祝)には、同校をお借りして、一般の方向けの講座。
カリキュラムなどの詳細は、決まり次第、ご案内致します。
いや~、今から楽しみで仕方がありません。
では、今宵はこのあたりで。
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