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2010年08月11日 00:01

えっ、それも胃腸ですか!?

はい、意外かもしれませんけど。


Mさんは、70代の男性。

2か月ほど前。

膝が痛いとおっしゃって、来院されました。


診断の結果、胃経と膀胱経に反応がありました。


膝の前面が痛むのは、胃経ですね。

元々、胃腸が弱いMさん。

最近、夏バテ気味で食欲も落ちて来られました。

でも、ありがちなんですが、

「食べなきゃ元気が出ない。」

ってことで、無理して食べておられたようです。


以前から、「まなブログ」をご覧の方は、お分かりですね。

こんな時は、無理に食べないこと。

胃腸を休めてあげるのが正解です。


膀胱経は、ふくらはぎを通っています。

Mさんは、ふくらはぎの内側にもスジがひきつるような痛みがありました。

やはり夜もね。

朝までに何度もトイレに立たれるようです。


胃経の親分である脾経。

膀胱経の親分である腎経。

どっちも反応が出ているんです。

でも、両方一度にやればいいというものでもありません。


で、脈ナビでツボを取ってみました。

「うむ、やはり脾経ですね。」

こういう場合はね。

まずは、胃腸を元気にするのが基本なんです。


東洋医学でいう「後天の気」。

食事や空気、水などから得られる気です。

当然、脾が主(つかさど)っています。


対して、腎は「先天の気」。

生まれた時に親を通じて、宇宙から得た気ですね。

これは、歳を重ねるごとに消耗していきます。


現代医学で言う「先天性」「後天性」と同じ意味合いですね。

で、五臓六腑のエネルギー源となる「気」。

これは、「真気(しんき)」と言います。

真気=先天の気+後天の気

となります。


でも、日々、供給されるのは、後天の気。

つまり、消化器系の親玉である脾が元気にならないとね。

肺や肝、心、腎などにエネルギーを十分に供給できないのです。

だから、まずは、脾を補うこと。

で、次の段階で、該当の経絡へアプローチします。


脾。

つまり、胃腸をね。

元気にするってことは、他の経絡にも「気」がしっかりと供給されることでしょ。

だから、それだけで、脾経以外の症状もマシになることがよくあります。


Mさんもね。

腎の反応もありますが、まずは、脾。

ってことで、胃腸系セットのツボを手足にとらせてもらいました。

で、いつもの棒灸をご自宅でやってみてくださいと。


2週間後。

膝の痛みはかなり楽になりました。

特に、前面が。

ただ、ふくらはぎは、まだ少しスジがひきつっていました。


さらに、2週間後。

もうほとんど普通に歩けるようになられました。

痛みも違和感もほとんどないとのこと。


毎日、しっかりと棒灸をやられたようです。

で、食事も無理に食べず、控えめにされたとのこと。

いやあ、ご本人の養生の賜物ですね。


で、喜んで頂いたMさん。

症状はなくなったんですけどね。

健康管理の意味で、その後も定期的にお越しになられています。

体調が変われば、ツボも変わりますからね。


昨日、お越し頂いた時にね。


「実は、ここ数日、右足のスネのあたりがむくんでいるんです。」


なるほど。

専門用語でいう「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」。

弁慶のスネの骨の外側。

指で押すと、くぼみができます。


つぼナビ講座を受講された方は、もうお分かりですね。

ここは、胃経の通り道。


「Mさん、ちょっと舌を見せてもらえますか?」


やはり黄色い苔が生えてました。

これは、胃に熱がこもっている証拠。


「最近、あまりにも暑いもので、つい冷たいモノを・・・。」


普通、冷たいモノを摂れば、胃は冷えるんじゃないか?

不思議に思われるかもしれませんね。

いえいえ、冷えたら、消化できないでしょ。

だから、カラダは血液を胃に集中させて、一生懸命、温めてくれるわけです。

結果、冷たいモノを食べたのに胃が燃えてしまいます。


で、燃えると何か燃やすものが欲しくなるんですね。

だから、ついカラダが欲する以上に食べ過ぎてしまうんです。

で、時々、氷までゴリゴリ食べちゃっう方っているでしょ?

あれは、胃が燃えているんですね。


で、脾は「肌肉(きにく)」を主ります。

「皮毛(ひもう)」は、肺ですね。

「筋」は、肝ですね。

その間のお肉の部分が「肌肉」です。

ここに、弾力がなくなります。

いわゆる「ハリ」ってやつですか。


だから、指で押したら型がついてしまう浮腫みはね。

東洋医学的には、脾の症状であることが多いんです。

もちろん、浮腫みには、水の親分「腎」が関与していることも多々あります。

また、意外にも「肺」が関与していることもありますね。


でも、この時期は、脾が原因のむくみが多いですね。

胃腸が弱っているのに、水分を過剰に摂取するからです。

しかも、よく冷えたのを飲んでしまいますからね。


Mさんも、そのパターン。

結局、膝の痛みも前足のむくみも原因は同じだったんですね。

だから、棒灸をしてもらうツボも同じ。


脾経、胃経に軽く経絡マッサージ。

その後、鍼を浅く刺して置いておきました。


はい、これだけで浮腫みがなくなりました。

肌肉にハリが戻ったわけです。


浮腫みと言うとすぐに「水の問題」かと思われがちですね。

でも、こんなことも原因になるのだと。

頭の片隅に置いて頂ければ幸いです。



では、今宵はこのあたりで。



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コメント

肌肉にハリが戻ったわけです。と言うところまで読んで、私の目がキラ~ンと光りました。

脾経をまじめに棒灸していたら、私の肌肉にもハリが戻るかも?

私の場合は足じゃなくて、胸なんですけどね~

もえぴー 2010年08月14日 11:40

ほんとに目元に星が光ってそうですね(笑)

バストのハリなら、脾経と胃経のセットがオススメです。

月曜日にツボを取らせてもらいますね。
シリコンを入れなくても大丈夫ですよ(笑)

いつもありがとうございます。

manablog 2010年08月15日 00:04

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